5月22日は東近江さとやまNannies・森と水政策課里山活用推進室の方に来ていただき、里山保育を行いました。この日の里山保育は園周辺の田んぼみち。まずはそこで出会う鳥や虫、植物などについて教えてもらったり、約束事を聞いたりしました。『走らない』にはゆっくり・じっくり見ないと見つけられないという意味が込められています。普段歩き慣れた道や風景も、じっくり見てみることで新しい発見がありますね。
用意を整え、出発!出発の際、園で巣を作っているツバメが子どもたちにエサをあげている瞬間にも立ち会うことができました。
探索ポイントに到着し、探検カードを受け取って探索開始!カードには『きいろのはな』『とりのなきごえ』『たんぼのいきもの』などが書かれており、見つけたらシールを貼ります。
「あ、ここにあった!」「田んぼにおたまじゃくしがいる!」
「アメンボ見つけた!シール貼ろう!」「もう3つ見つけたよ!」
「それな、あっちにあったで!教えてあげるわ!」
この探検カードが、子どもたちの探索意欲を引き出してくれます。
「よく跳ねる体の大きいカエルはアイスクリームを持つみたいにお腹の下のところを持ってあげるといいんだよ。」と教えてもらい、上手につかんでいます。
水路にはエビやタニシがいっぱい!素早く逃げるエビを捕まえようと懸命に手を伸ばしていました。
なんと、カナヘビを見つけることができました!生き物好き、見つけ名人、捕まえ名人がたくさんいるくすのき組さんでした。
「そろそろ帰ろうね。」「帰る時は生き物は逃がしてあげるお約束だね。」という話を聞き、持っていたタニシやカエルを逃がしてあげました。そこで、子どもたちはカナヘビを水の張った田んぼに帰してあげました。「あ…。カナヘビは泳ぐのは得意じゃないんだけどな。大丈夫かな…。」と引率の方も心配そうに見守る中、慣れない泳ぎで陸地を目指すカナヘビ。途中、疲れたのか水中で動きが止まってしまいます。溺れてしまったのか?と心配しながら見ていると、逃がした子どもたちが対岸で「がんばれー!」「こっちまで泳いでおいでー!!」と応援してくれました。